2020.12.25
使い捨て手袋界のニューホープ!?
コロナ禍 使い捨て手袋が世界中で不足
使い捨て手袋は、日本国内ではほとんど製造されていないうえ、マスクのように手作りできず、急激に高まる需要に供給が追いついていないというのが現状です。
特に不足しているのは、塩化ビニール製やニトリル製の薄手の使い捨て手袋で手にフィットして汎用性が高いタイプのものです。コロナ禍以前は通常は1箱100枚入りが数百円程度でしたが、今は数倍に跳ね上がっており、あまりの値上がりに入荷を停止する企業もあり国内流通はしばらく回復の見込みは薄そうです。
新しい素材の使い捨て手袋が注目
使い捨て手袋類の中でも最も安価とされるポリエチレン素材に熱可塑性エラストマー(TPE)という樹脂を配合させたものです。TPEはゴムとプラスチックの中間的な素材で伸びが良くフィット性に優れています。
ポリエチレン手袋と比べて収縮性を備えているため、手袋着用の際にワンサイズ小さなものを伸ばして使うことによって指先を使った細かい作業も可能となります。
TPE手袋の可能性
今後も使い捨て手袋各種の価格高騰が予想される中、コスト面で安価な TPE手袋は様々な場所での使用が期待されています。
