2018.01.18
布テープとクロステープの違い
布テープとクロステープについて
どちらのテープも基材に粘着剤を塗布し、ポリエチレン樹脂をラミネートしたものです。
大きな違いは塗布する原料です。この違いによって呼び方が変わります。
布テープの基材
スフやウーリーといったナイロンやPETの化繊を編んだものを基材として使用しています。
クロステープの基材
ポリエチレンやポリエステルを糸状にしたものを編んだものを基材として使用しています。

それぞれのテープの使い分け
一般的に同じ用途として使用可能です。そのため明確に用途を分けることはできません。
ここでは、基材の違いによるテープの機能を紹介します。
布テープ

厚みがあるので、重梱包や粗面への接着に適しています。
カラー展開
段ボール色をベースに、
白・赤・黄・緑・ピンク・オレンジ・空色・黄緑・シルバー・黒
など様々なカラーがあります。
クロステープ

巻き戻しが軽く手切れ性が良いため、作業効率性を求める現場に向いています。
※布テープでも可能ですが、切断時に糸くずが残りやすいです。
カラー展開
段ボール色または透明です。
※メーカーによってはポリエチレン製のワリフ®を基材にしたカラー展開もあります。
いかがでしたでしょうか
布テープとクロステープは、外観にそれほど差はないものの、基材の性質の違いにより色・用途の違いが明確になります。