2018.05.14
業務用ポリ袋の材質
業務用ポリ袋の名前について
ゴミ袋や、食品以外の用途として使用される「業務用ポリ袋」ですが、
ポリ袋の名前の通り、原料はポリエチレンを使用しています。

ポリエチレンの種類
ポリエチレンは大きく分けて2種類あります。
LDPE(低密度ポリエチレン)とHDPE(高密度ポリエチレン)です。
細かく分けるとLLDPE(直鎖状低密度ポリエチレン)もありますが、ここでは2種類紹介します。
LDPE
低密度ポリエチレンで構成されており、柔らかく伸縮性があるのが特徴です。
色は透明のため、内容物の確認ができ、厚みを調整することで強度を持たせることができます。
HDPE
高密度ポリエチレンで構成されており、シャリシャリとした触りごこちがあるのが特徴です。
色は半透明です。硬めですので、ある程度薄手であっても強度があります。
LDPE・HDPE 性能一覧
材質 | 風合い | 色 | 長所 | 短所 | |
LDPE | 低密度ポリエチレン | 柔らかく、伸びがある | 透明 | 厚みの調整が可能。 穴が開いても裂けたりしない | 薄いと強度がない |
HDPE | 高密度ポリエチレン | 硬く、シャリシャリしている | 半透明 | 硬いので、薄くしても強度がある | 突起物に弱い 穴が開くと縦裂きが起きる |
同じポリ袋であっても、材質によりそれぞれ異なる性能を発揮します。
使用する環境や内容物によって、適切な大きさ・厚みを使い分けてみるのも良いかもしれません。
この機会に一度見直してみてはいかがでしょうか。