業界別使用フレコンバッグの特徴

ワンウェイフレコンバッグ(以下フレコンバッグ)は使用するお客様によって希望される仕様がそれぞれ違ってきますが、大きく見ると業界別の特徴が見えてきます。
今回は、業界別のフレコンバッグの特徴をご紹介します。

〇建築工事関係
 建築工事の現場では、フレコンバッグは、廃棄物を入れる大きなゴミ袋として使われます。丸や四角のフレコンバッグスタンドに固定して使用されます。
広い建設現場では、角形でふた付の2立米・3立米の大きなフレコンバッグが使われることも多いです。

〇土木工事関係
土木工事でフレコンバッグは大型の土のう袋として使用されます。長期間外に置いておくのでUV剤の添加量を多くし、カーボンブラックを使用した耐候性の高いフレコンバッグがメインです。

〇産廃・リサイクル関係
フレコンバッグにゴミを入れて回収して廃棄する場合フレコンバッグごと捨てることになるので、とにかく安価なフレコンバッグが求められます。

〇セメント・石灰関係
 土壌を固めたり、安定させたりする工事にはセメント系・石灰系の固化剤が使われるのですが、その運搬にフレコンバッグが使用されます。
セメント系も石灰系も水分を嫌うので(生石灰は水分と反応して発熱する)フレコンバッグ本体をラミネート処理して水を防ぎます。
入れるものが粉体なので本体と底部のつなぎ目に不織布を縫込み、粉が漏れないようにしたりします。
一般的なフレコンバッグは吊ベルトを底部でクロスさせますが、現場でカッターナイフなどの刃物で底部を切って中身を出すため図のように底部の真ん中を空けておくことが多いです。

〇飼料関係
 飼料用で、畜産関係では投入口と排出口の両方とも口の小さなちょうちん型のフレコンバッグがよく使われます。
魚の養殖用の餌の運搬にもフレコンバッグが使用されます。排出口付きが一般的です。
養殖用の魚の餌は油分が多い状態のためラミネート加工やポリ袋の内袋付が多いです。
畜産用も養殖用も糸くずやごみなどの不純物が混じるのを嫌い、厳しい基準での検査を要求されたりもします。

〇肥料関係
肥料のなかでも堆肥の運搬によく使用されます。
一般的な丸型フレコンバッグのサイズが1100Φ×1100mmで1tの耐荷重がありますが、堆肥は比重が軽いため通常のサイズだと目一杯入れても600㎏~700㎏しかならないため、フレコンバッグの高さを1200mm~1300mmと高くして容量を増やしたフレコンバッグを使用することが多いです。水分を含まないように内袋付にすることもあります。

 

今回は、フレコンバッグの業界別の仕様の特徴を見てみました。お客様のご要望に応じたフレコンバッグも作ることができますので、お気軽に担当営業にお問い合わせください。

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